中芸みんなの日本遺産

〜「サブストーリー」コレクション〜

「中芸みんなの日本遺産」の魅力の一つは、

ここに暮らす人々の記憶です。

 

日本遺産認定ストーリーである

森林鉄道から日本一のゆずロードへ  

-ゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化

十分に描かれていない

地域住民一人ひとりの経験に根ざし生きられた歴史を

「サブストーリー」としてご紹介します。

 

デジタルブックもあります。

魚梁瀬林業を支えた

杣という仕事

山田 英忠 さん

 

山田さんは、昭和10年(1935年)生まれの81歳(インタビュー当時)。小柄ながら、ガッシリと引き締まった体格をしている。力と技を必要とする杣(そま)という仕事を長年やってきたことを伺わせる体躯である。


女性でただ一人の

「トロ乗り」 

平山 安子 さん

 

平山さんは、昭和7年(1932年)生まれの82歳(インタビュー当時)。大きな声と笑顔でインタビューを受けて頂いた。安田町中山(やすだちょうなかやま)に生まれ、自宅の川向こうに嫁がれた生粋の中山娘である。


「魚梁瀬はえぇところだった」

西村 文雄 さん

西村 良子 さん

西村さんは、昭和7年(1932年)生まれの86歳(インタビュー当時)。大豊町(おおとよちょう)に生まれ、昭和33年(1958年)に奥様の良子さんと1歳になったばかりのお子さんの3人で魚梁瀬地区に移住。

 


「日本もガスの

時代が来るぞ」 

南 宗一 さん

 

南さんは、昭和14年(1939年)生まれの76歳(インタビュー当時)。安田町(やすだちょう)・燃料店の息子として生まれた。幼少期には、家業の手伝いで木炭を運ぶ仕事もしていたという。

 


森林鉄道を

支えた修繕 

岡田 慶一郎 さん

 

岡田さんは、昭和6年(1931年)生まれの84歳(インタビュー当時)。馬路村(うまじむら)にお生まれになった岡田さんは、森林鉄道の保線作業である「修繕」に従事されていました。

 



森林鉄道が

時計代わり 

竹内 裕美 さん

 

竹内さんは、昭和11年(1936年)生まれの80歳(インタビュー当時)。安田町東島(やすだちょうひがしじま)に生まれ、幼少期から青春時代を安田町で過ごしました。

 

 


森林鉄道に

乗って出産へ

大石 四四子 さん

 

大石さんは、昭和13年(1938年)生まれの82歳(インタビュー当時)。馬路村魚梁瀬地区東川(うまじむらやなせちくひがしがわ)に7人兄妹の長女として生まれ、昭和40年代まで西川(にしがわ)事業所で暮らしました。


森林鉄道で

運ばれてくるパン 

小松 ヒロ子 さん

 

小松さんは、昭和16年(1941年)生まれの77歳(インタビュー当時)。現在、長野県にお住まいの小松さんは、私たちのインタビュー調査のことを知り、わざわざ会いに来てくださいました。

 


「父は森林鉄道の

運転手」

尾﨑 美恵 さん

 

尾﨑さんは、昭和11年(1936年)生まれの81歳(インタビュー当時)。馬路村魚梁瀬(うまじむらやなせ)地区の東川(ひがしがわ)事業所で子供時代を過ごしました。

 

 


「魚梁瀬の

夢を見るね」 

南 寿 さん

 

南さんは、昭和20年(1945年)生まれの72歳(インタビュー当時)。安田町(やすだちょう)に生まれ、父親の仕事で小学校一年生から魚梁瀬(やなせ)地区に引っ越しました。

 

 



遠足は森林鉄道に

乗って海へ

天野 磨利子 さん

 

天野さんは、昭和20年(1945年)生まれの73歳(インタビュー当時)。北川村小島(きたがわむらこしま)地区で生まれ、奈半利川(なはりがわ)に架かる小島橋(こしまばし)を歩いて地元の小島小学校・中学校に通われていました。


記憶に残る森林鉄道

「大きな音」 

細川 英子 さん

 

大石さんは、昭和13年(1938年)生まれの82歳(インタビュー当時)。馬路村魚梁瀬地区東川(うまじむらやなせちくひがしがわ)に7人兄妹の長女として生まれ、昭和40年代まで西川(にしがわ)事業所で暮らしました。


昭和20年代の

「ご馳走」の記憶

安岡 祥子 さん

 

安岡さんは、昭和13年(1938年)生まれの80歳(インタビュー当時)。奈半利(なはり)生まれの父は、朝鮮全羅南道(現在の韓国)でお菓子屋さんを営んでいました。

 

 


走って追いかけた

森林鉄道 

橋本 雄幸 さん

 

橋本さんは、昭和6年(1931年)生まれの86歳(インタビュー当時)。馬路村(うまじむら)に生まれ、薪づくりや農作業を手伝い、森林鉄道を走って見に行くような子供だったそうです。

 


森林鉄道に乗って

生まれ故郷へ

林田 加須 さん

 

林田さんは、昭和11年(1936年)生まれの81歳(インタビュー当時)。高知県長岡郡吉野村(ながおかぐんよしのむら)(現在の本山町(もとやまちょう))に住職の娘として生まれました。

 



運動場から眺めた

森林鉄道

山村 久美子 さん

 

山村さんは、昭和18年(1943年)生まれの78歳(インタビュー当時)。安田町(やすだちょう)安田に生まれ、安田小学校・中学校を卒業されました。